Google社がセキュリティ警告!Chromeユーザーはバージョンアップが必須

新年を迎えたばかりの1月5日(米国時間)、Google社は世界中で20億人以上のユーザーがいるGoogle Chromeにおいて、37個もの深刻なセキュリティの脆弱性が発見されたことを発表しました。

Google社によれば、そのうち10個は「高」ランクの脅威レベルに分類され、Windows、MacOS、Linuxといった全ての主要オペレーティングシステムが非常に危険な状態にあります。

これはChromeがバージョン97に更新され、初めて発生が確認された問題です。

Google社では、この問題に対応した最新バージョンのChromeをリリースしています。ただちにバージョンアップの操作をしなければ、画面がクローズやクラッシュするなど正常に作動しなかったり、ハッカーにとって格好のターゲットとなってしまったりと、深刻な被害が発生する可能性があります。

一度問題が発生すると、重要なデータ構造が上書きされてしまうなど、ユーザー側では対処できない問題に発展してしまいます。

対処法

前述の通り、Google社はこの問題に対処するため、Chromeの97の新バージョンをリリースしています。ご自身のChromeのバージョンを確認する方法は以下の通りです。

【Chromeブラウザ】

Chromeブラウザを開いた状態で、[設定]>[ヘルプ]>[GoogleChromeについて]を表示します。

バージョンが[97.0.4692.71]以降のNo.が表示されていれば安全です。

それ以前のバージョンしかインストールされていない場合は、アップデートを行ってください。

なお、更新後はブラウザを再起動することは忘れないようご注意ください。

GoogleChrome

【Android】

Google Play Storeを開き、Chromeを検索。

最新バージョンに更新。

iPhoneユーザーは要注意!

PCブラウザとAndroidのユーザーの場合、現時点では前述の方法で問題が解決できます。

しかし、iOSのChromeユーザー(iPhone所有者)は注意が必要です。

iOSのChromeユーザーは、新しいバージョンが完全に使用できないという報告が届いています。

iPhoneではブラウザを開いてから数秒以内にフリーズし、再起動・再インストールを行っても解決できない場合があるようです。

これに対処するために、一部のユーザーは『ブラウザのキャッシュをクリアすることで問題が解決した』という報告も上がっていますが、多くの場合ブラウザがフリーズするまでの時間が早すぎて、その間に設定を開いてバージョンアップの操作をすることができないことの方が多いようです。

Google社は、この問題に対して緊急対処することを発表していますが、それが問題の解決が確認されるまでの間、iPhoneユーザーはChrome97を利用しないことが推奨されています。

このお知らせの執筆者

DXportal®運営チーム

DXportal®編集部

DXportal®の企画・運営を担当。デジタルトランスフォーメーション(DX)について企業経営者・DX推進担当の方々が読みたくなるような記事を日々更新中です。掲載希望の方は遠慮なくお問い合わせください。掲載希望・その他お問い合わせも随時受付中。

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